倉敷市連島町鶴新田にあるれんこん畑のハスの花が今見頃を迎えています。
この畑は、およそ60haもの面積があり、水島コンビナートJFEスチール西日本製鉄所の北側、水玉ブリッジラインの沿線付近一帯に見渡す限り広がっています。
見渡す限り広がるれんこん畑。遠くにJFEスチールの煙突が見える

畑のそばを歩いていると、散歩している方や自転車に乗っている方が、足を止めてハスの花を眺めている姿を見受けます。
茎は、水面から約2メートルも伸び、その先端にある葉は雨傘の代わりに使えるほど大きく、濃い緑色をしています。
その上で点々と純白の大輪の花が咲き誇っている光景は神秘的です。
花の見頃は大体8月下旬までだそうです。お時間があれば、是非、連島のれんこん畑に足を運んでみてください。

ハスの花のつぼみ

長く伸びる茎の先端についている葉と花のつぼみ

濃い緑の葉の上に咲く純白の花

濃い緑の葉の上に咲く純白の花

閉じている若い葉


幻想的な夕暮れのれんこん畑の風景
花が終わると今度は、れんこんの収穫シーズンを迎えます。通常11、12月が盛んで、早いものはお盆から収穫が始まります。
倉敷市役所農林水産課のお話では、ここで採れるれんこんは、粘土質の土と高梁川の水で育つので、白くて、甘く、柔らかく、肉厚で歯切れがよいのが特徴です。
県下最大の生産量を誇り、「連島れんこん」というブランド名で親しまれています。明治時代後期に、愛媛県から親株が持ち込まれたことが始まりだそうです。
花を観賞したら、是非連島れんこんをご賞味ください。

美味しい連島れんこん