倉敷美観地区の倉敷川河畔のセンダンの木の花が、見ごろを迎えています。
薄紫色の花が枝先を覆い、辺り一面に甘い香りを漂わせています。
江戸、明治期、船着場付近に植えられ、米を荷揚げしていた作業員が、木陰で涼んだり、幹に船の「ともづな」を巻きつけていたりしていたと言われています。
5月18日、ゴールデンウィークも過ぎ、喧噪が収まった倉敷美観地区に訪れた観光客が、川舟の船上から、船頭さんの説明を受けながら、ゆったりと花を楽しんでいました。
花の見ごろは、今月いっぱいとのことです。

倉敷川河畔の旧船着場付近に植えられたセンダンの木(写真中央)

センダンの花

川舟に乗り、船頭さんの説明を受けながら、
センダンの花を観賞する観光客

昔、船の「ともづな」がいつも巻きつけられ、くびれた幹の根元

センダンの木陰で一休みする川舟の船頭さん