~着物でぶらり ! 和文化セミナー~ in 倉敷物語館
2012年1月14日(土)倉敷物語館で『投扇興』が開催されました。
初春の倉敷物語館
先生と開会を待つ人たち。
「着物でぶらり、和文化センター」をテーマに開催されました。
ボランティアで、受付をする人たち♪
参加者が続々来られて受付をすまされます。参加料1,000円です。
投扇興に使われる枕と蝶。枕には雅で華やかな絵柄が施されています。
枕の上に置かれているのが蝶。
いまはイチョウの型になっていますが、昔は本当に蝶々の形をしていたそうです。
緋毛氈を囲んだ参加者の方々。まずは10年選手のベテランの方が、模範演技をしてくださいます。
競技の前に、投扇興について説明してくださる先生。
1 投扇興とは
・江戸時代の中ごろからの庶民の遊び
・投壺が背景
・「枕」 に 「蝶」
・銘 (技名)
・ 源氏物語54帖 (桐壷、須磨、明石、若紫、松風,夕顔 ほか)
・ 小倉百人一首 (御幸、富士、三笠、村雨、由良の戸 ほか)
・ 単純に的当て (当たり、鈴鳴り、外れ)
2 後楽園の投扇興
・契 機 平成12年 後楽園300年祭記念行事『投扇興の集い」
・銘 (技名) 後楽園の風物 (延養亭、曲水の宴、唯心山、芝の鶴 ほか)
・枕、蝶の絵柄 五節句 (新春、雛祭、端午、七夕、重陽)
3 遊び方
・席 法 競技者 (2人)、審判、記録、扇拾い
・扇の扱い方 開き方、閉じ方、投げ方
・競技方法 ・競技者交互にそれぞれ12回投げて、合計得点を競う。
・6回が終わったところで、場所を交代する。
【参考】
投扇興の会 (全国) ・日本投扇興保存会・・・・・・・・・・大津市 円満院
・東都浅草投扇保存振興会・・・・東京浅草 伝法院
(貴扇流 家元・市川団十郎丈)
( いただいた資料より抜粋)
説明の後、稽古のための投扇です。男の方も真剣そのもの。
いよいよ本番です。
倉敷物語館本館です。中では今も投扇興に魅せられた人々の試合が続いています。
優雅なこの遊び、倉敷物語館では初めての試みとか。
後楽園で長く開催されているという投扇興♪
倉敷物語館でも末永く定着すればいいのにと思いました 。