倉敷のコウノトリ
倉敷にもコウノトリが飛来しています。
倉敷の里山にも、居着いてくれるよう、コウノトリを守る会の方たちが、一生懸命奮闘されています。
コウノトリの保護のため長いこと撮影の許可がおりませんでしたが、この度多くの人に知ってもらうためにと里山のコウノトリを写す許可もらうことができました。
何しろ高い電柱の上、なかなかうまくは写すことが出来ませんでしたが・・・。
今にも飛ぶ格好!! 飛びます、飛びます。
飛びました。この瞬間を待ちました♪
いたるところに電線が交差しているところ、よく避けて飛べるなぁ~と感心しきりです。
優雅な飛翔です。しばし見とれていると、やがて姿が見えなくなりました。
どこに行ったのかときょろきょろ。望遠レンズで探していると、いました、いました。
大きな池の真ん中あたりに出来ている細長い島のような浅瀬に、コサギ達と止まっていました。
この池も、台風12号の影響で、ずいぶん水かさが増したのだそうです。
水かさが増すと、ドジョウやフナなど、コウノトリの餌になるものが、深く沈んで、食べられなくなるのだそうです。
はやくもっともっと水かさが浅くなるようにと願っていらっしゃいました。
ドジョウやフナも、里の方たちが、獲りに行って餌場に放つのだそうです。
なるたけ自然の環境の中で生活できるよう、生きたままの餌を放ち、フナやドジョウが自然な状態で孵化し増えて行くよう努力していらっしゃるとのことでした。
そんな地元の方達の愛情に育まれて、コウノトリは毎年倉敷に帰ってくるとのことでした。
滞在期間も年々長くなるということで、ここに定住してくれればとの、地元の方々の熱い思いを感じました。
0006と名付けられたこのロクちゃんはメスだそうです。一日も早くよき伴侶に恵まれて、ここ倉敷で子育てをし、永住・繁殖してくれるようになればと、里の住人でもないのに、切に願ったものでした。
そしてゆくゆくは、倉敷に来れば誰もが自由に見、写すことのできるほどに数を増やし、倉敷の鳥になってくれればと祈りながら、コウノトリの里を後にしたのでした。