第一回倉敷まちや寄席
第一回まちや寄席が、平成二十三年七月十日午後六時、倉敷物語館で開催されました。
倉敷物語館の玄関とまちや寄席の看板。
暮れなずむ物語館の前に立てられた、手描きの落語で夕涼み。倉敷まちや寄席入場無料6時開演の看板。
続々と受付に集まる方々。歴史を物語る物語館にふさわしい、着物姿の人も。
開演を今か今かと待っている方々。30人の予定の母屋和室一階に、40人弱の人々が集まって来られました。
大盛況です♪
この度は司会と受付など縁の下の力持ちに徹しられた吉備家めじろさんの開会の挨拶とプログラムの説明。
プログラムに見入る観客の方。
開口一番 安里家結太
面白おかしくよもやま話を。どちらかと言えば、創作落語的面白さが目立つお噺です。
向う付け 笑皆亭凡々
始めの解りやすい小噺二題で、笑わせます。
一番分かりやすいという小噺、「ピンポーン」「タッキュウ便です」
すぐ反応する人はちょっといませんでしたが・・・。
ピンポンと、卓球とをかけている小噺だそうです。そうして笑わせながら本題に入っていかれます。
~中入り~ で観客も十分間の休憩です。
禁酒関所 紫亭式部
この噺はテレビでプロの方もよく噺されるネタです。
プロにも負けない話しぶりで、観客も感心しながら笑い転げます。
館内は、笑いのるつぼになり、散策の方々も、笑い声に誘われてか、三々五々、庭に入って来られる姿も見られました。
へっつい幽霊 世間体廣加郎
へっついとは、今は見ることも珍しいクドのことです。昔はクドにお釜を乗せて、クドの炊き口からマキを入れご飯を炊いたものです。そのクドを売る古道具屋と買った人たちの面白いお噺です。
そこに幽霊が出るとはなかなか聞いてみなければわからない、昔々の落語のネタを、自分のものにされて面白おかしく話されるのは、やはり高度な話術だと思います。
どの方もプロに負けない面白さで、観客の方もみんな笑い転げて、ひととき無心に笑う至福の時を満足されていました。
盛況のうちに終わった第一回まちや寄席。二度目も行われることになりました。
十月に入ってとのことですが、またお知らせいたします。
皆さまも是非観光かたがた、倉敷まちや寄席にお越しください。
また見事な話芸を聞かせていただけることと思います。十月をお楽しみに♪♪♪