謡曲藤戸で有名な藤戸寺。
今年も沙羅の花が咲いているとの情報を得て、行ってみました。

梅雨の中休みか、久しぶりの綺麗な青空のもと、藤戸寺はいつにもまして、綺麗に整えられていました。


側には山口誓子の俳句「いま刈田にて海渡る兵馬見ゆ」の句が・・・。
北向地蔵のある階段の上から、佐々木盛綱の銅像がよく見えます。

北向地蔵

海渡る佐々木信綱の像

下の境内には、泰山木の花が咲いていました♪

ここから沙羅の花を見る会の会場に行けます。

恒例の沙羅の花を見る会が24日から27日まで開催されます♪
会場にはまだ入れませんでしたが、階段を上がった本堂のある境内のすみ、弘法大師堂の前にある沙羅の木にはたくさんの沙羅の花が咲いていました。

フリルのある白い清楚な花びらは、毎年見に来ても、その都度感動させられます。
朝に咲き、夕べに散る淡くはかない花として、あわれさをも感じさせる別名ナツツバキは、大勢の人に愛されてやみません。



地に落ちてもなお、その姿をとどめて、ひときわ美しく咲いていました。

本堂の裏には、アジザイも咲いていました。

そして本堂の右裏には、鎌倉時代のだという石の五輪の宝塔、源平合戦800年記念に建てたられた慰霊碑もあります。

そしてそして、美智子皇后さまが、妃殿下の時からお好きだと言われていたねむの花が、
小さなシジミチョウを遊ばせて、咲いていました。

もう枯れ始めていた花もありましたが、この柔らかいピンク色の花に、しばし見とれたのでした。
沙羅の花に劣らず、心温めてくれるこの花も早く見に来てください。
沙羅の花を見る会は、6月24日~27日までです。
皆様のお越しを会の方々も心待ちにしています。