龍ランプ~5000個点灯~ あっ晴れ!国文祭スペシャル2010
倉敷・大原美術館80周年記念 (2010・11・7撮影)
「HAPPY BIRTHDAY TO YOU ~ HAPPY BIRTHDAY TO YOU~」
大原美術館の横を歩いていると「ハッピーバースディー」の歌声が中庭の方から聞こえてきました。
大原美術館創立80周年記念日(11・5)を祝う龍の模様にランプシェードを並べ、約5千個のキャンドルがともされ、「光る龍」が国民文化祭の最終日、再び浮かび上がりました。
このランプシェイドはプロジェクトとして7月以降、毎週土・日曜日に地元のこどもや来館者に和紙のシェードを作ってもらいました。
大原美術館は昭和5年設立の日本で最初の私立西洋美術館です。
1929年、洋画家児島虎次郎が他界し、これを大いに悲しんだ大原孫三郎は児島虎次郎の功績を記念する意味をもってその翌年に大原美術館を開館しました。
美観地区の倉敷川の辺にもランプシェードが並びました。
シェードは美術館前に架かる「今橋」の欄干に刻まれたレリーフを再現しています。
大原孫三郎は今年生誕130年を迎え辰年に生まれました。 児島虎次郎がデザインしたものです。
美術館の脇や倉敷天領丸の横にも飾られました。
国民文化祭の最終日とあって人出も多く、もみじも紅葉しています。
あちらからはじじ、ばばのお面をかぶり、ウチワを持った素隠居が歩いてきます。
その向こうにはコスプレをした若者がカメラで自分達を撮影しています。
7日(日)は倉敷市芸文館で国民文化祭のフィナーレが盛大にあり、9日間にわたった芸術文化の祭典も幕を閉じました。
大原美術館 中庭 (2010・10・16 撮影)
シェードの作成には地元のこども達がレリーフの複製の上に和紙を載せ、ずれないように写し、
思い思いに色を重ね、その様子は一生懸命で楽しそうでした。
☆☆☆
数ヶ月間かけての大作は見事に「光」を放つ「龍」になりました。