源平合戦 岡山県立博物館で開催中
1183年閏10月の水島合戦、翌年の1184年12月の藤戸合戦、1185年屋島合戦等が描かれた屏風や絵画、平家物語や源平盛衰記の本、鎧や太刀など関係資料が現在岡山県立博物館で展示説明されています。
水島合戦や藤戸合戦が描かれた屏風の中に物語が描かれている事など、屏風の見方を学芸員の方から教わりました。説明を聴きながら見るのはすごく勉強になりました。
『平家物語』の中に「水島合戦」として記されているのが、橋が架かっている両方の場所だといわれています。円通寺公園から南側を眺めて写しました。東側(写真左側)の乙島には木曽義仲の客将矢田判官義清、信濃国住人海野弥平四郎行広率いる源氏の陣、西側の柏島には新中納言知盛、能登の守教経率いる平家の陣がありました。
今は玉島港になっているこの辺り一面が水島の合戦の跡だといわれています。平家方が勝った唯一の合戦が水島合戦です。
「源平水島合戦」に関係ある所を案内をしていただいたのは「きびの国倉敷市玉島観光協会」の中原さんです。「水島合戦」の源氏方の碑が玉島港の東側に位置する乙島の常照院の一角に在ります。ここは車では行くことができません。
木曽義仲軍は陸の戦いは得意でしたが、海上の戦いは初めてだったそうです。それも敗因の一つでしょうか。
柏島の平家方の陣地とされている所にある「源平合戦水島古戦場」の碑。平家方が勝利したのには、日蝕が起こるという事を知って戦ったからではないかといわれています。碑の黒い丸は太陽の日蝕をあらわしているそうです。
藤戸合戦を近代的な手法で描いた森安石象の絵画、平家絵巻の水嶋合戦の絵などが事細かに描かれ、迫力があります。
屏風などの展示や説明を聞いて源平合戦の跡を辿るもよし、水島合戦や藤戸合戦の現地を訪ねてそれから絵画や屏風をみるのもよしです。
岡山県立博物館ホームページ 『瀬戸内源平合戦-兵(つわもの)たちの世界-』
http://www.pref.okayama.jp/kyoiku/kenhaku/nowExhibitions.htm
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