倉敷市 玉島歴史民俗海洋資料館に行ってきました。

館に入ってまず目につくのは、倉敷丸です。
実物の千石船の十分の一で作られた精巧な模型です。

倉敷丸は、NPO法人備中玉島観光ガイド協会理事の加瀬野 工 氏が作られたものです。現在90歳となられる氏はもう模型作りは無理と言われています。
でも、この館に毎日午後から来て、観光客の方々に、懇切丁寧に説明をしていらっしゃるそうです。
90歳のお歳には見えない、元気で若々しい方でした。


我が子のように愛しんでいらっしゃる氏は、模型の中の船箪笥や、梯子など、船蔵の中身まで、懇切丁寧に説明してくださいました。

船箪笥、その他

船の中で使われていたという日常生活用品。
見たことのある懐かしい道具もありました。
他にも行灯や箱膳などなどたくさん展示してあります。

氏の作ではなく、ずいぶん小型ですけれど、こんな千石船も飾られています。

タペストリーにしてもおかしくないような、さまざまな紐の結び方。


他に興味を引かれたのには、世界共通語だったという、いろいろな旗でした。
四角や三角という形で、いろいろな意味をあらわし、色で言葉を表す共通語に外国語がさっぱり出来ない私は、すごく便利だと感心したのでした。
どういう意味かは是非確認しに来てください。まだまだいろいろありました。
他にもいろいろ明治、大正、昭和の暮らしの道具たちが、たくさん展示されていてタイムスリップしたような気分になりました。
皆さんもどうぞ、良寛さまで有名な円通寺の麓にある、玉島歴史民俗海洋資料館に来てみてください。