小野小町姿見の井戸
小野小町姿見の井戸を探して、法輪寺に行ってきました。
散り敷くさくらもはかなげな風情ですが、法輪寺の山門は立派で、ちょっと潜るのがためらわれました。
桜の木もたくさんあり、盛りの時はさぞ花見客で賑わっただろうと思われました。
山門の両側には、こんな立派な大わらじがかけられていました。
ここには源平合戦で有名な悲話も残る、源氏の本陣跡の石碑もありました。
法輪寺の車道を登っていくと小町姿見の井戸へ行く道に出ますが、
車はここの駐車場に置かしてもらいました。
法輪寺の裏道を少し登ると、小町姿見の井戸公園への案内板が新しく建てられていました。
公園まではこんな山道が5・6分続きます。
山はちょうど山つつじの盛りで、あちこちで可愛い可憐な花を見かけました。
こじんまりした公園の中にもつつじは盛りでした。
公園の真ん中に小さな池があり、祠のようなものがありました。
これかなと思って井戸はどこだろうと探しました。
井戸は公園の奥にありました。ここで疱瘡を患った小町と言われた美人の誉れ高い小野小町が、毎日顔を映して嘆き悲しんだかと思うと、ちょっと切ない気がしました。
私も覗いてみましたが、屋根に阻まれて、顔を映してみることはできませんでした。今更映してもせんないことですが・・・(笑)
つつじには珍しい蜂が吸蜜に忙しく働いていました。ちょっと珍しい蜂でした。
倉敷の小町伝説の場所は、ここの他にも酒津青江のところにもあります。
小野小町が、小倉百人一首に出ている小町かどうかは定かではありませんが、
美人の代名詞と言われる小町伝説が、ここ倉敷にも伝えられていることは、
心躍ることだと思います。
是非一度、小町伝説の後を巡ってみてください。
法輪寺の地図はこちら↓