
高梁川の西側、県道279号線の付近に高瀬通しの一の口水門があります。
一の口水門はパナマ運河と同じ*閘門(こうもん)式水門で、パナマ運河より240年も前、江戸時代の初めに造られました。
これは閘門式の運河としては日本最古の部類に入ります。
*閘門式・・・水位の違う水路を、いくつかの水門で水位を調整し船を通す方式。
一の口説明板

一の口水門のところにある説明版です。
水門や高瀬通しの歴史などの説明が書かれています。
水門小屋の内部

こちらは一の口水門の水門小屋内部です。
水門の板を上げ下げしていた轆轤(ろくろ)の木が今でも残っています。
堅い樫の木が使われており、轆轤には回転させるための穴があいています。
板を上下に上げ下げしていた跡も見え、幅は24cm・長さは2.6mあります。
説明

高瀬通しの研究している新見市の二人の先生に現地で説明をしてもらいました。バス2台で大勢の人達が来て説明を聞かれました。
見学

いつもは閉まっている一の口水門の水門小屋ですが、この日は見学をすることができました。

水門の見学をしています。下流側に二の口水門が見えます。
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