髙橋大輔選手を応援♪
冬のオリンピック、バンクーバーが間もなく開催されます。
華やかで華麗な競技と言えば、氷上の華フィギュアスケートです。
男子で金メダルの期待のかかる髙橋大輔選手は、倉敷市出身です。
倉敷市民として、少しでも応援したく、大輔選手の母校に行ってみました。
我が家から車で5分ぐらいのところにある、翠松高校。
ガンバレの文字も雄々しく垂れ幕が校舎を覆っていました。
それから、髙橋選手が毎日のように通ったという、スケート場に行ってみました。彼が通っていたころは厚生年金施設サンピアと言っていた建物は、倉敷芸術大学が管理するヘルスピアという名に変わっていました。
ホテルやプール、テニスコートなど、倉敷郊外のリゾート地として開発されたサンピアは、倒産の憂き目にあったのは記憶に新しいところです。そのなかで閉鎖の憂き目に会うはずだったスケート場だけは、多くのスケートファンの存続を願う声にようやくの思いで残されました。その陰の力には、世界を制覇する勢いの髙橋選手の力が大きくものを言ったと思います。
ヘルスピアとなったリンク場では、髙橋選手の写真も掲げられてなく昔の写真も自由にブログに載せられないのも寂しい限りですが、彼を応援する人々の心は今まさにバンクーバーに向けて、一緒に滑るつもりのようで、玄関前には、大きな看板が掲げられていました。
私もまた、手の届かない世界の人となった彼を倉敷から少しでも応援したいと、リンクのそばまで寄ってみました。中では今まさに大会に出ているのかと思うような、衣裳を着た女の子がふたり、広いリンク内を華麗にあるいは可愛く縦横無尽に蝶々のように舞いながら翔んでいました。
ふたりの少女は、一人一人その演技を観衆に見せてくれました。未来の荒川静香か、
浅田真央か、そんな夢を追いかけて滑っているのでしょうか。
ふたりの演技が終わると、一般の人たちが、待ち構えていたように
リンク内に入って行きました。
しばらく楽しく滑る人々を写した後、ロビーに出てみました。
リンク場で踊っていたような少女が、振付の練習をしていたので、
思い切って声をかけてみました。KCTのReporterの証明書を見せると、
付き添っていたお母さんが、すぐに写真撮影の許可をしてくれました。
そのうちの一人吉田芽以さんは、中学2年生で1月24日に
長野で開かれる全国中学校大会に出場するということでした。
もう一人、一般の人の中でも目立っていたスケートの少女が、
ロビーに帰ってきて、仲間に入ってくれました。
高校生で、インターハイに出られて間もないといわれていました。
髙橋大輔さんの後輩で、那須美奈子さん。
お二人とも、大ちゃん大ちゃんと言っていたと嬉しそうに話してくれました。
さぞ憧れの大先輩なのでしょう。
未来のスケーターたち、頂点に立つにはどんなに厳しい努力と才能が
いるのだろうと、眩しくもあり、ちょっぴり痛々しさも感じました。
明日頑張ってねと、吉田さんの肩をたたきながら、スケート場を後にしたのでした。
髙橋選手が毎日のように通ったであろう坂道を下りながら、彼の活躍を心から
願ったのでした。
1年にも及ぶブランクから、不死鳥のように見事に立ち直った彼が、世界一に
というプレッシャーに押しつぶされることなく、自分の楽しみのために全力で
滑ってほしいと思うのです。