
2009年12月23日(水・祝) くらしき作陽大学 藤花楽堂にて
くらしき作陽大学&国立ミラノ・ヴェルディ音楽院 友好協定締結記念オペラ・プレ公演が開催されました。
昨年は第一弾としてヴェルディ作曲「椿 姫」の公演があり大きな反響を呼び好評でした。
今回の公演も高い歌唱力と技巧を聴くことができ、拍手喝采で「ブラボー」との声も響き渡りました。


オペラの内容は17世紀にスコットランドで実際に起こった事実に基づいた3幕7場の悲恋物語です。
尚、芸術監督・指揮者には国立ミラノ・ヴェルディ音楽院教授、ダニエーレ・アジマン氏をお迎えしました。


あらすじ
ドニッゼティが、スコット(Walter ScotT 1771~ 1832)の悲劇小説を原作とするカンマラーノ
(Salvadore Cammarano 1801 ~1852)の台本を得て作曲した3幕7場のオペラ。
舞台は原作者スコットの母国スコットランドで、時は16世紀末のランメルモール地方。
この地の豪族レーヴェンスウッド家は、長い抗争の末、その居城も領地もアシュトン家に奪われ
若い当主エドガルドに残されたのは、ウルフラグにある崩れかかった塔だけとなった。
一方、政権欲に燃えるアシュトンの当主エンリーコは政変で失った地位を取り戻す為に、
妹ルチアを有力者アルトゥーロ・バックロー卿と政略結婚させ、家運を盛り立てようと考えている。


ドニゼッティ(Gaetano Donizetti 1797~1848)は、ベッリーニ(Vincenzo Bellini 1801~1835)
とともに19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家。25年ほどの活動期に70曲にのぼるオペラを作曲した。
《楽屋にて》


ルチア(エンリーコの妹 SP 柳 くるみさん


ますますのご活躍を期待しています。来年のオペラ公演も楽しみにしています。