第6回 若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール 優勝者記念演奏会
~神童たちの一夜限りの競演~
11/29(SUN)くらしき作陽大学 藤花楽堂にて
『第6回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール(韓国)優勝者記念演奏会』が開催されました。
開演時間は19:00からでしたが若き音楽家たちの演奏を聴こうと大勢のファンが集いました。
「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」とは?
ジュニア世代を対象とした国際コンクールの中で世界的な名声を誇り、世界3大コンクールのひとつであるチャイコフスキー国際コンクールの姉妹コンクールにあたる。ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3部門から成り、参加資格は8歳以上17歳以下。
第1次、第2次審査のソロ演奏を経て、最終審査ではオーケストラのコンチェルド演奏が課される。
国際コンクールとしては唯一、開催希望国の要請に基づいて主催者と開催国が共同で運営を行うというユニークなシステムを取っている。
1992年 モスクワ(ロシア)
1995年 仙台(日本)
1997年 サンクトペテルブルグ(ロシア)
2002年 アモイ(中国)
2004年 倉敷(日本)
2009年 水原(韓国)
第6回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール優勝者記念演奏会
出演
チェロ部門第1位 上野通明(日本/13歳) 10月18日(日)「題名のない音楽会」に出演!
ヴァイオリン部門第1位 シレーナ・ファン(アメリカ/15歳)
ピアノ部門第1位 ナンソン・ファン(中国/15歳)
「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」は、4年に一度モスクワで開催されるチャイコフスキー国際コンクールのジュニア部門として、これまでにランランや上原彩子さんをはじめ、多数の著名な演奏家を輩出しています。
本年6月、韓国・水原市で開催された第6回大会では上野通明くん(13歳)がチェロ部門で日本人初の優勝者に輝きました。
受賞後初の記念演奏会はロシア国立モスクワ音楽院とくらしき作陽大学との間で交わされた「文化交流協定」締結10周年を記念する交流事業として、第5回大会開催都市である倉敷市で実施されました。
チェロ部門第1位 上野通明さんの演奏は軽いタッチで心地良く自然に音楽を奏でるといった感じで聴きやすかったです。
ヴァイオリン部門第1位 シレーナ・ファンさんは個性的で全身でヴァイオリンを弾いている感じでシレーナワールドに引き込まれ魅了されました。思わず「スゴイ!」と叫んでしまいました。
ピアノ部門第1位ナンソン・ファンさんは指の動きが早く、完璧に弾きこなしていました。
拍手喝采で聴き応えのある優勝者記念演奏会となりました。