『JFE西日本フェスタ in くらしき 2009』
鐡の径 現代鉄文化
JFE西日本フェスタ in くらしきが11月3日(文化の日)倉敷市水島川崎通、JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区で開かれました。
年1回の開放日。前身の川崎製鉄時代から地域貢献の一環として続けており、今年は30回目の節目でした。
迫力満点の製鉄所、真っ赤な鉄の塊が薄く引き延ばされ近くで熱風を感じる体験もできました。
当日はJR倉敷駅前などから会場まで10路線の専用バスが出ていました。
JR倉敷駅前からは30分程の道のりで到着。到着と同時に凄い人だかりに気付き、当日は16万人(主催者発表)の人出で、工場見学会の順番も約1時間待ちでした。
メインステージでは倉敷天領太鼓演奏をはじめ、高校生の吹奏楽部の演奏やお笑いライブ、歌のビックステージなどもあり楽しいひと時を過ごすことができました。
構内では町内対抗綱引き大会、さん太号(山陽新聞社コーナー)、野だて、
ミニSL(あこがれのD51)、遊技館、文化活動展示会、チャリティーバザーもあり、今年はじめての試みとして構内で製品搬送に使う『働く車』の展示もありました。
全長が15メートルに及ぶ「キャリアパレット車」、路面の清掃に使う散水車といった特殊車両です。普段見たことのない大きな車に驚きました。
工場見学会では約1100万平方メートルの広大な構内を約1時間かけて巡り、液体酸素タンクや鉄鉱石を溶かす高炉(高さ約100メートル)を見学し、厚板工場の製造ラインを見学しました。昭和51年3月から製造し、52年が経過しているようです。
工場内では階段で2階に上がり、キャットウォークが工程を見るための見学コースとなり、ごう音と振動の中、真っ赤な鉄の塊がローラーの上を流れていき、近くになると熱風が顔に吹き寄せ、1ooo度以上ある鐡の塊(厚板)が右から左、左から右へと流れ、薄く引き延ばされ、冷やされ、色が変わり、大きな薄い鉄板に変化し並べられていく、そんな製造ライン過程を見ることができました。
LP鋼板(テーパープレート)→連続式加熱炉→アタッチドエッジャー&水平ミル→ホットレベラー→クーリングベット
迫力満点の中、興奮と焼身で工場内から外に出、バスに乗り込み、大きな鉄くずの山を幾つか見て、車窓の中から綺麗な高梁川河口を眺め、穏やかな気持ちに変わりバスを降りました。
家庭から排出された容器、包装、プラスチックを原料とする再生プラスチックボートを製造したり、廃触媒から希少金属を回収、廃棄物の有効利用を通して循環型社会の実現に取り組んでいるようです。
午後からは約150の模擬店を巡り、演歌歌手の中村美律子さん、大江裕さんの歌を聞き、帰路に着きました。
帰りの専用バスは午後4時半が最終ということでしたので多くの人が並んでいました。大きなイベントでした。
We had a very good time in the autumn festival.
(お祭りはとても楽しかった)
工場見学は大変人気で約1時間~2時間の順番待ちでした。
(ミニSL D51)
号外新聞を発信! 誕生日の新聞やファミリー新聞を頂けました。
(倉敷天領太鼓演奏)
全長が15メートルに及ぶ「キャリアパレット車」
構内で製品搬送などに使う¨働く車¨
1200度の高熱で鋼板を薄く引き延ばす厚板工場
憧れのミニSLD51に乗り込むファミリー