夕景鑑賞のススメ ~夕日のまち 児島で極上の夕景に癒される~
倉敷地域リポーターNo.5の山本です。
僕が暮らしているのは瀬戸内海に面した倉敷市児島(こじま)地区。
塩田、学生服、ジーンズ、瀬戸大橋・・・。児島を表すキャッチフレーズはたくさんありますが、ここ2~3年は「夕日のまち」として全国的にも脚光を浴びるようになってきました。
児島の夕景の魅力とは
備讃瀬戸の島々や瀬戸大橋の向こうに沈む夕日、そして、刻一刻と変化する海の色。その光と影が織り成す瀬戸内海特有の色彩豊かな夕景は他の地域ではなかなか見ることができません。最近では、夕景鑑賞バスやサンセットフェスタ(年2回行われる夕日と音を楽しむコンサート)など、「夕日」をテーマにした地域独自の取り組みも盛んで、ますます認知度も高まってきました。
そこで今回は、僕がおすすめする地元児島の夕景鑑賞スポットを写真とともに紹介してみたいと思います。
鷲羽山(わしゅうざん)
【夕景鑑賞ポイント】
鷲羽山第二展望台、鷲羽山ビジターセンター、鷲羽山山頂(標高133m)、大浜海岸など
【夕日のベストシーズン】
10月~2月
【ここがオススメ!】
瀬戸内海国立公園特別地域に指定され、『日本の夕陽百選』にも選ばれた有名な夕景鑑賞スポット。瀬戸大橋を渡る列車や行き交う船を眺めながら、備讃瀬戸の島々と橋の向こうに沈む夕日を堪能できる。また山頂へ向かう遊歩道の途中には、JR西日本のCMで竹内結子さんが夕日を眺めた大きな一枚岩がある。
【アクセス】
瀬戸中央自動車道児島ICから車で約10分
JR児島駅から下津井電鉄バス「とこはい号」で約27分、またはタクシーで約10分
王子が岳(おうじがだけ)
【夕景鑑賞ポイント】
王子が岳山頂芝生広場、パークセンター、レストハウス展望台など
【夕日のベストシーズン】
9月~3月
【ここがオススメ!】
瀬戸大橋から対岸の四国、高松市街までスケールの大きいダイナミックな風景が眺められる。巨岩・奇岩の景勝地としても有名。秋から冬にかけて晴れた日の午後にはキラキラと輝く海と雲の影のコントラストが美しい。運が良ければパラグライダーが夕空を舞うシーンに出会えるかも・・・。
【アクセス】
瀬戸中央自動車道 児島ICから車で約25分
三百山(さんびゃくやま)
【夕景鑑賞ポイント】
旧・国民年金健康保養センターしもつい前、三百山山頂(標高134m)、パラグライダーフライト地点など
【夕日のベストシーズン】
8月~4月
【ここがオススメ!】
おすすめの夕日鑑賞スポット。塩飽諸島、濃地諸島と水島灘を行き交う船、高台から見下ろす夕景が美しい。視界の中に人工物がほとんどなく奥行きのある眺めは瀬戸内海の原風景ともいえそう。西向きに視界が開けているため、ほぼ年間を通じて夕景が楽しめる。
【アクセス】
・瀬戸中央自動車道児島ICから車で約7分
・JR児島駅からタクシーで約15分
※毎週金・土・祝前日の夕刻には、JR児島駅から三百山、鷲羽山を巡る「鷲羽山夕景鑑賞バス」(下津井電鉄バス)を運行中。出発時刻及び詳細はこちら。
夕景鑑賞のススメ
夕景鑑賞の魅力は「一期一会」。
同じように見えても太陽の沈む方向は日々変化し、大気や水蒸気の条件によって雲の形はもちろん、空や夕日の色も異なります。つまり今日と同じ夕景は二度と見られないといっても過言ではありません。だからこそ地元に住んでいる僕でさえ、ついつい通い続けてしまうわけで・・・。(笑)
ちょうどこれからの時期、児島では夕日のベストシーズンを迎えます。沈む夕日を見ながらロマンチックに感傷に浸るもよし、明日への活力を感じてリフレッシュするもよし。ぜひ倉敷市児島へ夕景を楽しむショートトリップにいらしてください。
■児島の夕景鑑賞スポット 地図
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