
由加山 由加神社本宮
児島エリア|歴史的建造物・神社仏閣・史跡
全国に五十二の分社を持つ厄除けの総本山、由加神社の本宮
地元はもちろん全国から参拝者が訪れる、厄除け祈祷の神社
昔より巨大な岩を「神が宿っている」として民は祈願していた
由加山の歴史は古く、2千年以上も前から続き、災難除け、交通安全、商売繁昌の守護神である瑜伽大権現(ゆがだいごんげん)をお祀りしています。その昔、磐座(いわくら)という巨大な岩を御神体として近郊の人々が祈願していました。そして、天平5年(733年)に高僧、行基(ぎょうき)により開山され、瑜伽大権現と呼ばれる神仏習合の山となりました。その後、明治元年(1868年)の神仏分離令によって瑜伽大権現も蓮台寺と由加神社に分かれます。現在では岡山県内はもとより県外からも厄除け、子授け祈願を目的に参拝する方がたくさんいます。また、備前第一の霊地ゆがさん(由加神社本宮御本殿)で災難・交通・旅行安全の参詣をし、こんぴらさんへ向かう、またはこんぴらさんを出発し由加神社本宮へお参りするという、「両参り」は両社をお参りすることによりご利益が倍増すると言われています。
歴史ある建物・鳥居など見ていて飽きない境内
神社やお寺へはお参りに行くために訪れますが、由加神社には歴史ある建物も多く、訪れるたびに見ていると面白いものです。例えば、由加神社本宮を訪れると最初に大きな鳥居「備前焼大鳥居」(国の登録有形文化財)が目にはいります。明治27年(1894年)に建立され、なんといってもその赤味のある光沢を帯びた美しい鳥居は、伊部村(現・備前市伊部)竃元(窯元)大饗千代松による備前焼でできており、高さ約5メートル、幅約5メートルの大きさです。また、岡山県指定重要文化財である「由加神社本宮御本殿」は約370年前に建立された立派な建物です。その他にも幣殿や拝殿(向拝)、三宝荒神社なども国の登録有形文化財に指定されています。
さらに本殿のほかにも、古くからの言い伝えや土地柄により、参拝客が訪れる場所が幾つかあります。「子授けの木」(楠木)は備前藩主池田侯がその昔、なかなか子どもを授からなかったためこの木にお参りをし御本殿で祈願したところ、なんと子どもを授かったという言い伝えから、民の間でご利益のある木として評判が広まっていきました。ご神木の周りを右回り三回周ると男の子、左回り三回周ると女の子が授かる、というご利益があるそうです。また、由加山のある児島ならではといえば、「タコ神様」です。児島・下津井の名産「タコ」になぞらえた海神が奉納されており、(海上安全・航海安全の神として)大綿津見命が祀られています。タコ神様では豊漁・大漁祈願、魚供養が、毎年7月第3日曜日に行われています。
さらに本殿のほかにも、古くからの言い伝えや土地柄により、参拝客が訪れる場所が幾つかあります。「子授けの木」(楠木)は備前藩主池田侯がその昔、なかなか子どもを授からなかったためこの木にお参りをし御本殿で祈願したところ、なんと子どもを授かったという言い伝えから、民の間でご利益のある木として評判が広まっていきました。ご神木の周りを右回り三回周ると男の子、左回り三回周ると女の子が授かる、というご利益があるそうです。また、由加山のある児島ならではといえば、「タコ神様」です。児島・下津井の名産「タコ」になぞらえた海神が奉納されており、(海上安全・航海安全の神として)大綿津見命が祀られています。タコ神様では豊漁・大漁祈願、魚供養が、毎年7月第3日曜日に行われています。
さまざまな行事
~「由加山火渡り大祭」と「節分豆まき式」~
年間行事の中で有名なのは「由加山火渡り大祭」(毎年11月3日開催)という、1年に1度だけ金刀比羅宮のご神火と由加神社本宮のご神火を併せて護摩壇(ごまだん)に点火し、「願い木」(参拝者が願い事を書いた木)が投げ入れられ、その火の上を渡るという祭です。「ご神火」は予め前日の11月2日に由加神社本宮から神職、職員、信者などが金刀比羅宮へご神火をいただきに足を運び、その火を大切に保管して由加神社本宮へ持ち帰っているそうです。ほかにも、「節分豆まき式」や年で一番人が訪れる年末年始(お正月)など、一年を通して由加神社本宮では祈願・行事が行われています。
(2024.12更新)
(2024.12更新)
団体名
由加山 由加神社本宮
所在地
〒711-0901 倉敷市児島由加2852
電話番号
086-477-3001
ポイント
8:00~17:00
年中無休
駐車場:あり(無料)
ホームページ
関連リンク
児島エリアの魅どころ「由加山」
https://www.kurashiki-tabi.jp/rm_see/rm-see60/
観る「由加山 由加神社本宮」
https://www.kurashiki-tabi.jp/see/see-235/